Archive for the ‘解決事例(離婚)’ Category
【解決事例/離婚/女性】話し合いに応じない夫と弁護士介入で早期に離婚できた事例
結果
受任から1.5ヶ月での離婚成立
概要:当事者同士では離婚協議が進まない
ご依頼者は離婚を決意されてから半年以上にわたり、夫に対して離婚したい旨を伝えてこられました。
しかし離婚協議に正面から応じてもらえず、ご依頼者の結婚生活に対する不満は募っていきました。
その後、ご自身での離婚協議はこれ以上進展が望めないと考え、当事務所にご依頼されました。
当事務所の弁護士方針:早期に調停を申立て
今回の事案では、配偶者(夫)との協議が進展しないことが最も大きな課題でした。
そこで、ご依頼者の離婚したいという意思の本気度を伝えるため、弁護士を代理人にたててすぐに離婚調停を申立てました。
その後は配偶者にも弁護士がついたため、親権・面会交流や養育費についても裁判所の基準に則した議論ができるようになりました。
結果的に、ご依頼から1.5ヶ月という短期間でのスピード解決となりました。
弁護士からのコメント:弁護士への依頼で劇的に離婚へ進展
離婚の条件でもめるような場合だけでなく、「当事者間では離婚の話し合いが進まない」というのがご依頼にきっかけになった事例です。
どちらか一方が離婚に対する本気度が先に高まったが、他方がまともに話し合いに応じないというお悩みはよくあります。
弁護士に依頼するメリットとして、法的な主張をして条件面でなるべく有利に離婚するということももちろんありますが、そうでない場合でも、弁護士を代理人に立てることは離婚意思の本気度を伝えるという効果もあります。
本件は、夫婦間では離婚の協議が進まなかった場合でも、弁護士に依頼後は劇的に状況が進展したという事例でした。
【解決事例/離婚/男性】離婚調停で十分な面会交流条件を実現した事例
結果
「年2回の宿泊付交流」など、詳細かつ具体的な面会交流を実現
概要:突然の離婚申入れで子どもと離ればなれに
今回は面会交流の条件を詳細に合意した事例をご紹介致します。
ご依頼者はとても子煩悩な方で、子どもとの共通の趣味を毎週末楽しみにしていました。
しかしある日のけんかをきっかけに、妻が突然子どもを連れて家を出て行ってしまいました。
妻からの離婚協議申入れをきっかけに離婚を決意され、当職へご依頼されました。
後日相手にも弁護士がついたことがきっかけで、話し合いの場を調停に移すことになりました。
当事務所の弁護方針:面会交流の充実化に注力
今回は特に財産分与などについて双方が強く争うことなく、これらは調停の中で早々に合意できましたが、問題は親権と面会交流でした。
当初ご依頼者はなんとか親権者になりたいと主張されていましたが、客観的に見て親権を獲得することは難しい状況であり、その間にお子さんが帰って不安定な立場におかれてしまうこともご理解されていました。
そこで当職から、親権などの形にこだわらずに、「父子の絆を守ること」を目標に調停に望むことをご提案しました。
具体的には、「面会交流の充実」を調停の中で合意することを目指しました。
普段お子さんがどのようなことで父との絆を深めていたのかをヒアリングし、別居後もそれを実現するように配偶者にも調停の中で働きかけていきました。
その結果、週末お子さんも楽しみにしていた趣味の時間をこれまでと同じように実現すること、また宿泊付でこれらを行うことを実現することができました。
担当弁護士からのコメント:離婚後も父子の絆を強く保つ
両親が離婚して他人になっても、子どもにとってはたった一人の父と母であることは変わりません。
また離婚をきっかけに非監護親と子どもとの関係が切れてしまうことは、子どもの成長にとっても良くないことがあります。
離婚は夫婦が別れるというだけでなく、子どもを巡る両親の関係をリデザイン(再構築)するべきケースもあります。
巡る子どもとの関係は「親権を獲得できるかどうか」ということだけでなく、子どもの福祉を考えて十分に考慮される必要があると考えます。
【解決事例/離婚/男性側】相手の慰謝料請求を調停で排除した事案
結果
慰謝料請求額500万円 → 0円
概要:突然慰謝料と共に申立てられた離婚調停
ご依頼者の配偶者は突然出ていき、500万円もの慰謝料請求を伴う離婚調停申立てをしてきました。
初回の調停はご本人で対応されていましたが、身に覚えのない原因での慰謝料を請求されているにもかかわらず、調停委員から支払いを検討するように言われたとのこと。
困り果てた様子でご相談にいらっしゃり、当職がご依頼を受けました。
当事務所での弁護方針:証拠状況に基づき相手方の請求を排除
幸い、弁護士が受任したタイミングがまだ調停が2回目だったため、早期に交渉状況を立て直すことができました。
配偶者が請求している慰謝料は何ら根拠がないと思われたため、調停では慰謝料に請求原因がないことを伝えました。また財産分与や慰謝料などを検討すると、むしろこちらから配偶者に金銭の支払いを請求できるような状況であったことがわかりました。
この時点で、ご依頼者には2つの選択肢がありました。
①こちらから金銭の請求をしつつ、長期間の争いを続けるか、②金銭面では譲歩しつつ早期に離婚するかです。
当職からは、それぞれの選択肢をとった時のメリットやデメリットを説明し、ご依頼者自身の人生観や今後の人生について考えていただいた結果、最終的に想起の離婚を目指す形になりました。
結果的に、相手の請求を完全に排除したうえで、早期に離婚することができました。
担当弁護士からのコメント:生き方に寄り添った弁護方針が大事
離婚事件では、解決方針にご依頼者の人生観や生き方が大きく影響します。
徹底的に争う場合もありますが、その場合は時間や費用が掛かり、最終的に相手から金銭賠償などを獲得できない事案もあります。
また、今回は早めにご依頼いただいたことも、早期解決につながったポイントでした。
当事務所では複数あるシナリオについて、できる限り丁寧に説明することを心がけております。
私自身もまだまだ知識や経験の研鑽を重ね、ご依頼者へ最良の弁護活動を提供できるよう努力してまいります。
【解決実績/離婚/女性側】話し合いに応じない配偶者と離婚できた事例
概要:当事者同士では離婚協議が進まない
ご依頼者は年上の配偶者にいつも言いくるめられており、夫婦間の話も、離婚の話も成立しない状況でした。
本件は財産分与の対象となる財産はあまりありませんでしたが、「自分で離婚しようとしても話し合いが進まない」という状況にご依頼者は困っていました。
当事務所の弁護方針:裁判所で弁護士から主張を展開
ご依頼後はまず弁護士から通知書を送り、協議離婚の道を探りましたが、配偶者は協議に誠実に応じる姿勢はありませんでした。その後、養育環境や能力に難があるにもかかわらず親権を主張するなど、協議の進行が困難な状態であるとわかったため、すぐに離婚調停を申し立てることになりました。
場所を裁判所に移し、弁護士が法的な主張を行ったところ、配偶者の態度は一変しました。
最終的には、親権や養育費など、ご依頼者の望む条件で離婚を成立させることができました。
弁護士からコメント
離婚問題で弁護士に依頼するというのは、金銭的な問題や親権などの争いがある場合に限りません。
「当事者同士では相手と冷静に話し合ってもらえない」という場合でも、弁護士を介入させることで離婚を早期に実現できることがあります。